京町家に暮らしてみませんか?
四季を纏う暮らし
町家と呼ばれる建築物の中でも。京町家(きょうまちや)とは、1950年(昭和25年)以前に京都市内に建てられた町屋を含む木造家屋の事を言います。建づまりになり一般的には間口が狭く「うなぎの寝床」と呼ばれるものとなっており、住居と商業スペースや作業スペースが一緒になった造りが多く、色々な特徴がある独特の雰囲気を持った建物です。
壁や玄関、窓の造り、また中庭や三和土などの特性で、四季の空気を感じられる造りになっています。
現在京町家の所有者の方々の高齢化が進み、次世代の世帯は一般住宅やマンションなどに住んでいらっしゃる事が多く、京町家をいかに残して行くかが私達の課題となっています。
町家でカフェやギャラリーを営んだりもできますし、内山産業では、住居として若い世帯の方々にも暮らしていただくご提案をさせていただいております。
京町家で四季を纏う貴方らしい暮らしをはじめて見ませんか?
外観の特徴
紅殻格子(べんがらこうし)
細かな木を縦と横に組み合わせた格子で、中から外はよく見えますが、外からは見えにくいという、プライバシーが守られ防犯になる造りになっています。
京都の格子は見た目も繊細で美しいものが多く、また職業によって格子の造りがちがうのも特長です。防腐効果と見た目の美しさを兼ねて紅殻が使われていることから紅殻格子(べんがらこうし)と呼ばれています。
虫籠窓(むしこまど)
厨子二階(つしにかい)と言われる天井の低い二階(使用人の部屋などに使われた)に付けられた通気口や光取りのための小窓の事を虫籠窓(むしこまど)と言い、そのデザインは多岐に渡っています。
犬矢来(いぬやらい)
犬矢来(いぬやらい)とは、表の壁部分にある緩やかなカーブの竹で作られた垣根のことです。犬や猫などの小動物よけや飛沫よけに作られたもので、これにも紅殻が塗られています。
ばったり床几(しょうぎ)
ばったり床几とは表部分に付けられた折りたたみ式の床几です。必要な時に出す様がばったり」なのでこのように言われています。夕涼みやご近所との交流、また商品を置くための棚にも使われたりします。
箱階段(はこかいだん)
箱階段とは階段の下の開いたところを引き出しにして、物を収納できるようにした階段で、スペースを無駄なく使える生活の知恵です。大変使いやすく見た目もオシャレです。